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20190818 【読書感想文】サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ)

正確には以下noteしか見ておらず原著読んでおりません。

サピエンス全史図解
https://note.mu/my_kyon_note/n/n31bcbd197a73

 

これまで宗教は、神の存在を前提としなければ精神が耐えられない状態にハマったときの唯一の救いとしての役割を担っていると思っていたが、サピエンス全史によるとそれだけではなさそうだ。

 

農耕が開始され、人口が急激の増えたため、集団を維持するために、これまででは関わりのなかったレベルの集団として秩序を成す必要が生じた。


サピエンス全史には(まとめサイトの2次情報だが)、経済的な秩序をもたらすために貨幣を、政治的な秩序をもたらすために帝国を、超人的な秩序をもたらすために宗教が生まれたとある。


多くの人間の行動規範、道徳的価値観といったものに一定の秩序を与えるために宗教が生まれたと言われれば、確かにそれ以外に考えられないような気になってきた。


いや、ちがう。それだけじゃないぞ。
帝国を作るためにの、王族の権威づけや貴族階級を正当化するにも神を前提とする必要があったため、そこでも宗教が必要とされたのか。


「秩序に正当性を付与する虚構としての意味」というようだ。この虚構を共有することで社会が成立するっていう表現も真理だなと思う。


さらに、宗教の誕生が、人間は他の生物とは異なる特別な存在だという人間至上主義へとつながり
能動的に世界を制御するために、世界の仕組みを知ろうとし始める。


それが後の科学革命につながっている!!!


凄い!!全部つながっている。
サピエンス全史この部分だけでも相当面白いなー。