見て見てー!耳からうちわ生えてきたー!

新しく知ったことを徒然に・・・

踏切閉鎖時の警察の対応に疑問

久しぶりに残業し、いつもより2時間くらい遅く帰った。
そんなときに限って、電車が遅れるものだ。

乗っていた電車が停車し、アナウンスが流れる。

どうやら、自宅の最寄り駅と隣の駅の間で事故があったようだ。

「あらあら、いつ復旧するかな。。。」

と不安になっていたところ、数分後には、

「復旧はいつになるかわからないが、他電鉄会社を利用できます」

との案内があった。

企業の対応は早い。
こんなことは日常茶飯事なので対応はマニュアル化されているのだろうが、自社で対応ができないから、他社を使ってでも迷惑をかけたユーザーの不便を解消しようという姿勢は素晴らしいし、お互い様だと協力しあえる企業同士も素晴らしいと思う。

そんなこんなで、なんとか自宅近くまで帰ってくることができた。
あの踏切さえ渡れば、3分で家につく。

早く帰りたいと早足で歩き、踏切に近づく。

「??」

どうも様子がおかしい。踏切がずっとカンカン鳴ってる。

どうやら自宅近くのその踏切付近で事故があったようで、警察がパトカーから

「踏切はしばらく開きません。迂回してください」

と聞こえてくる。

「あらあら、大変だ」

と思い、隣の踏切まで移動したが、そちらも閉鎖されている。

警察の人がいたさっきの踏切に戻ってみたが、警察がいるのは踏切の向こう側。こちら側には何人かが渡ることができずに立ち往生していた。

僕は、踏切が渡れなくても駅(事故があった路線の本来の最寄り駅)の改札が地下なので、地下をくぐれば向こう側に行けるかもしれないと思い、駅へ向かった。

無事線路の向こう側にたどり着いた。
その際、駅の他の踏切も閉鎖されているのが見えた。歩いて迂回できそうな範囲の踏切はすべて閉鎖されていることになる。

「とりあえず渡れて良かったけど、パトカーからマイクでアナウンスしているなら、迂回の仕方まで教えてあげればよいのに」

と思いながら、さっき渡れなかった踏切まで辿り着いた。

そこには、パトカーの中に1人、外に2人の警察がいた。
踏切の向こうにはまだ立ち往生している人たちが数人いる。

そこで、私はパトカーの中の警察官に

「向こう側で困っている人たちがいるので、駅の下からくぐれるよっとアナウンスしてあげてもらえますか」

と伝えた。警察官は、

「ホンマですね。伝えておきます。」

と対応してくださったので、そのまま自宅の方向へ歩いていった。

が、パトカーのアナウンスはさっきと変わらないままだった。

「なんか事情があってパトカーからのアナウンスはできないのかな」

と思い、外にいた警察にも同じことを伝えておいた。

が、やはり向こう側の歩行者に声をかける様子はない。

警察がいる側に歩行者は溜まっていなかったので、直接聞かれればおそらく迂回方法を教えているのだと思うが、聞いてこない人には教えられない理由でもあるのだろうか。。。

さすがにそれ以上はしつこく言わなかったが、可愛そうになと思った。

もし何かのルールがあって、警察が鉄道会社側への配慮で積極的なアナウンスができないのなら、鉄道会社が誘導するなり、なにかうまく困っている人たちに手を差し伸べることはできなかったのかなーとモヤモヤしながら帰宅した。

なんでこんなことになっちゃうんでしょう?